人を知る INTERVIEW
お客様のニーズを探り、製品開発に活かす
能美防災に入社を決めた理由を教えて下さい
私は別業界の工場で働いた経験があるのですが、そこでは大きな重機がたくさんあり、ライン稼働中に巻き込まれてけがをしてしまう人や、最悪の場合亡くなってしまうケースもありました。このような環境で仕事をするうちに、人命に係わる仕事に就きたいと考えるようになりました。
現在、火災によって年間約1,500人もの命が失われています。社会の変化に伴って、火災のリスクも変化していき、必要とされる製品も変化が必要になります。火災時に自分が携わった製品やシステムが作動して、誰か一人でも命が救える可能性があるのなら、自分がこの先約40年間働き続ける意義を感じられると思い、能美防災への入社を決めました。
仕事内容を教えて下さい
消防法で定められた製品ではなく、お客様のニーズに合わせた特殊品を扱う部署で働いています。私は特にプラント向けの火災センサを扱っています。主な業務は、製品開発時の仕様決め、現場での試験調整やフィールド試験、お客様向けの製品PR実験、他部署からの技術的な問い合わせ対応など、扱っている製品の技術に関わる業務を幅広く行っています。
打ち合わせなどを通じて他部署が感じている既存製品の問題点や社会のニーズを抽出し、フィールド試験やPR実験などを通じてお客様のニーズを抽出することで、新製品に必要とされる機能を総合的に判断し、製品開発に活かします。
これまでどのようにステップアップしてきたかを教えて下さい
配属後は、担当製品に関する知識を上司・先輩方から丁寧に教えていただき、新製品の取扱説明書の作成業務を通じて、製品知識をさらに深めることができました。その後は先輩のもとで、現場のフィールド試験や社内実験などで製品に触れ、机上では気づかなかったことを肌で感じながら、着実にスキルアップできる環境で業務ができました。
最近では先輩の手を離れ、技術担当として一人で現場に赴き、フィールド試験やトラブル対応などを行うことも多くなってきました。お客様からの疑問点や現場の問題点に、自身の知識とその場の判断での対応が求められるため、非常に責任感のある業務ですが、それと同時に大きなやりがいを感じています。お客様が抱える疑問点や問題点を解決でき、納得していただけた時には、達成感がありますね。
今後のキャリアプランやチャレンジしたいことを教えて下さい
現部署でさらに経験を積んでいきたいと思っています。今の担当業務はプラント向け製品の技術担当ですが、現部署ではプラント向け以外にも環境監視センサやトンネル向けセンサなど、様々な製品を扱っているため、プラント向け製品以外の知識も身につけていきたいです。様々な製品を経験し幅広い知識を身につけることで、視野の広い技術担当を目指したいと思います。
将来的には、その経験を活かして新製品開発を担当したいです。能美防災に入社を決めた理由でもある、社会の成長に伴って変化していく火災リスクに対応し、人や物を火災から守れるような新製品を企画することで、一人でも多くの命を救うことが目標です。
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。