人を知る INTERVIEW

防災設備を通して、社会に安心・安全を提供したい

能美防災に入社を決めた理由を教えて下さい

2011年の東日本大震災を目の当たりにし、防災の必要性を強く感じたことをきっかけに、人を守る職業に就こうと考えるようになりました。当時感じた災害の恐怖や衝撃は今でも忘れられず、洪水や大雨などによる被害をメディアなどで目にするたびに、その想いはどんどん大きくなっていきました。

能美防災に入社を決めたのは、「この世の中から火災による被害をなくし、生命・財産を守る」姿勢に深く感銘を受けたからです。開発から施工・メンテナンスまで一貫体制で粘り強く事業に取り組む責任感に、防災への強い意志や社会に安心・安全を提供したいという熱い想いを感じ、惹かれました。

仕事内容を教えて下さい

私が所属する消火システム研究室では、火災・消火・抑制に関する調査や基礎研究、実験、システム・機器開発を行っています。天井の高さを変動できる実験場や体育館のような大きな実験場でトンネルやプラント(生産設備)向けの消火設備などにおける火災の模擬実験をしたり、有毒ガス・可燃性ガスの発生を想定して作られた実験場では成分などが明確でない燃焼物の試験をしています。

その中で私の役割は、流体解析などのシミュレーションを用いて機器設計の検討をし、試作機によりその性能を実験で確認して消火システムの設計に反映すること。設計は随時、他の室員と共有し、より良い製品にするための闊達な議論を重ねています。頭も体もフル回転させるため体力も気力も大きく消耗しますが、みんなで同じゴールを目指していることによる充実感も感じられます。

これまでどのようにステップアップしてきたかを教えて下さい

新卒で消火システム研究室に配属され、最初の1年間は実験グループに所属。OJTと並行してさまざまな実験を経験し、ノウハウや段取り、安全作業、火災現象について学びました。またフォークリフトや高所作業車の運転免許など、業務上必要な資格を取得したのもこの頃です。

現在は同室の機器開発グループに所属しており、機器の設計や試作、評価を担当しています。まだまだ知識や経験が足りないと感じることがあるので、先輩や上司のスキルを吸収して少しでも自分のものにできるよう、日々奮闘中です。

今後のキャリアプランやチャレンジしたいことを教えて下さい

現部署でより多くの製品開発に携わり、スキルと知識を身につけていきたいです。いまは主にプラント向けの機器改良を担当していますが、今後はビルや大空間向けの消火設備の機器開発にも携わりたいと考えています。

その先で、変化していく社会のリスクや要求に対応した製品を一から開発し、「この世の中から火災による被害をなくし、生命・財産を守る」を実現することが将来的な目標です。

能美防災を目指す方に
メッセージをお願いいたします。
MESSAGE

防災設備は、いざというときに確実に作動することが求められます。私たちは“そのとき”が来ないことを願いながらも、あらゆるリスクを想定して機能・制御の技術を高めていく役割を担っています。その責任は重大ですが、やりがいも大きいです。人々の生活に直結する防災事業を通して、社会に安全と安心を一緒に提供していきましょう。

※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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