人を知る INTERVIEW
お客様に「納める」という責任ある役割
能美防災に入社を決めた理由を教えて下さい
「目に見えるカタチで人命・財産を守っていること」、「文系出身でもモノづくりに携われること」の2点が大きな理由です。私は経済学専攻だったため、金融関係を志望する友人も多かったですが、「自分が何をやっているのか、はっきり分かる仕事がしたい」という想いから、食品・家具など暮らしに近いモノを提供するメーカー中心に就職活動をしていました。実は、能美防災は野球場の看板を見て偶然知り、就職活動の幅を広げるつもりの軽い気持ちで応募しました。
企業研究を進めるうちに、能美防災は文系出身でも人命を守る大切なシステムの構築・設置、維持管理にまで携われることを知り、自分の手で創り上げる仕事に魅力を感じて入社を決めました。
仕事内容を教えて下さい
一般的なビルに自動火災報知設備を設置する施工管理を行っています。設置の作業は協力会社の職人さんにお願いするので、そのために必要な資材手配や他業者との調整、工程・安全・品質・コストの管理などを行っています。大きなビルでなければ、当社が実際に工事を行う期間は1~2日、長くて1週間程度ですが、短期間でシステムを構築するため、段取りが重要となります。そのため、お客様・協力会社・他業者などとの打ち合わせも多く、色々な人とコミュニケーションを取る機会があります。
また、現場は常に変化するので、その状況を自分の目で把握しながら、やるべきことを考えるようにしています。一貫体制の中でも、お客様に納めるという責任ある役割なので、完工時は嬉しさと同時にほっとします。
これまでどのようにステップアップしてきたかを教えて下さい
1年目の前半は業務上必要な資格の勉強と社内研修でしたが、その後は先輩に同行しながら現場で知識を身に付け、10月から担当物件を持ち始めて、現在は10件程度を同時進行で担当しています。同部署に配属された同期も多く、女性の同期もいたため、研修中も不安なく協力して勉強できました。
ただ、今振り返れば、現場に出て初めて理解したことが多いな、と感じています。防災システムは当社が作っている製品だけでなく、他業者の設備とも連携させます。自社製品はもちろん、他業者の設備を含め、実際に現場で見て触れることで理解が深まりました。また、職人さんに「これはなんですか」と本当にたくさん質問しました。そのおかげで知識も増え、一人でできることも増えたと実感しています。
今後のキャリアプランやチャレンジしたいことを教えて下さい
これまでは1件1件何とかこなすことを考えてきましたが、これからはもっと関係する社内外の皆さんにとって効率的に、そして良い方向に進められるようになりたいです。そのために、社内外問わず密に連携を取る行動力や、業務効率と相手の事情を考慮して柔軟に判断する力をもっと磨きたいと思っています。
また、将来は著名な物件に携わってみたいです。私の現在の担当エリアは神田や下北沢など、日常生活の中でも訪れる場所であり、竣工後にその建物を改めて見るとなんだか誇らしい気持ちになります。この感覚がやりがいに繋がり、かつもっと大きな物件に挑戦してみたい!という目標にも結び付いています。
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。